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時の鳥籠(講談社NOVELS)

2013年09月04日 23:11


時の鳥籠 (講談社ノベルス)時の鳥籠 (講談社ノベルス)
(1998/09)
浦賀 和宏

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浦賀和宏氏のメフィスト賞受賞作「記憶の果て」から始まる“笑わない名探偵・安藤直樹”シリーズ。
今回は前作で出てきた浅倉さんの話。 まさか前作の裏でこんなトンデモストーリーが展開されていたとは…。
時の鳥籠」(浦賀和宏著/講談社NOVELS
作品紹介

来世紀小説の方向を示す超絶の問題作品!
初対面のはずの少女を見て女は思った。(私はこの子がもうじき死ぬのを知っている)と。そのまま女は意識を失い、救急病棟に運び込まれた。女は何を知っている?

これは、とても静かだ。鳴り物入りで打ち上げて、惨めに萎(しぼ)んでしまう物語が多い近頃、これは珍しい。お騒ぎして喧しい子供ほど、気がついたら疲れて眠ってしまう。そこには、微笑ましい安心があるだけだ。しかし、浦賀和宏の作品は、恥ずかしがっている子供のように、ドアの隙間から、じっとこちらを覗いている。その目は、静かで、そして、冷たい。その子は、これからどうするのか……、と緊張する読者だけが、後半に静かな戦慄を拾い、そこに、若く敏捷な感性を目撃するだろう。――森博嗣

☆ 未来から来た少女は、安藤裕子の自殺を止められるのか?

まず最初に忠告しておきます。
サブタイの「THE ENDLESS RETURNING」が激しくネタバレです(笑)。
最後まで読めば、ホントにそのままだってわかりますから。

さて今回は前作「記憶の果て」より以前の話。
前作で明かされなかった浅倉さんの事情?的な話と、安藤裕子が生きていた頃の話です。
まさかタイムリープネタを使ってくるとは、このシリーズ、ミステリーの枠からとっくにはみ出してますね。
この後もなぜかミステリーというジャンルにこだわって売り出していくんですが、講談社はSFって書くの嫌がりますよね。 貴志祐介氏の「新世界より」も明らかにSFなのに、文庫裏の紹介文にはどこにもSFの字が見当たらないし…。
感想に戻って、今回は前作と違って「未来から来た」と言う少女・浅倉と医師・甲斐のパートと、血に対して異常な執着を見せる青年・ミヤノのパートが交互に語られます。 大体この手のパターンは今までにいくつも出会ってきたので、多分ラストにどんでん返しがあるんだろうな~と思ってたら…、まあこの先は読んでみればいいと思います。
でもそのサプライズの後に、もっと大きな驚きが待ってるんですな、これが。 ここで冒頭のサブタイの件に繋がるわけですが、まあなんですね、そんなにSF読んだという気はしない(笑)。
正直に言えばミステリー読んだという気もあまりしない(笑)。 ラスト付近を読むまでは、ホントにミステリーっぽくないんですよ、この作品。 しいて言うなら、浅倉と甲斐のラブストーリー?ってことになるのでしょうか。

☆ 血に執着するミヤノと浅倉の出会いの先には…。

しかし見事に騙されたな~このシーンは。 単純だけど、ちゃんと伏線はそこまでに張ってあって、ミステリーの枠に収まらない作品ながらも、この辺の処理の素晴らしさはまぎれもなく本格ミステリーのもの。この辺のどんでん返しは「彼女は存在しない」「眠りの牢獄」でも披露されているので、気になった人はこっちも手にとってみては?。
結論として内容については、あんまり書けないんですが(おい)、とりあえず言えることは、
男どもはクズばっかかよ!(笑)
そんなステキな作品。

総評

ミステリー的な処理がしてあったので、個人的には「記憶の果て」よりも好きですね。
次回作はさらに本格ミステリーっぽい内容になるみたいなので、期待したいと思います。

記憶の果て 感想

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