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スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ(講談社BOX)

2013年08月03日 22:07


スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ (講談社BOX)スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ (講談社BOX)
(2013/02/02)
森川 智喜

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奇想のミステリ「三途川理」シリーズ(?)第2弾!
今回は何でも答えてくれる“魔法の鏡”を持つ、魔法少女探偵が主人公!?
スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ」(森川智喜著/講談社BOX
作品紹介

“魔法”と“探偵”が出逢うとき、完全犯罪の幕が上がる。「なんでも教えてくれる不思議な鏡」を使ってちいさな探偵事務所を営む女子中学生・襟音ママエ。自分の頭ではまったく推理をせず鏡の力に頼りっきりのママエだったが、とある事件がきっかけで、ずる賢い天才探偵・三途川理に命を狙われることになってしまい―!?奇想の新鋭が放つ、知恵と勇気の探偵小説。

☆ 魔法少女探偵VS極悪天才探偵!?

本格ミステリなのに、人間に化けられる猫やらファンタジー設定を組み合わせ、非常に独特な世界観を構築していた森川先生のデビュー作「キャットフード」。 そのシリーズ続編をついに読了。

今回の主人公は「なんでも教えてくれる不思議な鏡」を使ってちいさな探偵事務所を営む女子中学生・襟音ママエ。
依頼人が相談内容を話す前に、鏡を使って解決法まで知り、事件を解決。 すっかり鏡に頼りきりの彼女だったが、とある事件がきっかけで、天才探偵・三途川理に目を付けられてしまう…。
というわけで、今回は「なんでも教えてくれる不思議な鏡」ですか。 結構前ですが同じく講談社BOXの「ファイナリストM」という作品では人工知能の力を借りて推理する主人公、なんてのもいましたね。
さらにママエの助手として“小人”というこれまたファンタジーな存在が出てきて、推理の本気っぷりとのギャップがなんとも面白い!
前半の事務所に持ち込まれる事件を、ママエが鏡の力を借りて解決するシーンでは、いきなり解決策を提示してしまうことで「どうしてそういう結論に至ったか」を依頼人に論理的に説明しなくてはならないところが新感覚のミステリといった感じ。この辺は『虚構推理』『丸太町ルヴォワール』の流れを汲んでますね。
とりあえず鏡の使用の度に、トイレに行っちゃうママエちゃんが可愛い。

そして中盤から三途川理に目を付けられ、命を狙われるパートでは、二人の探偵の騙し合いが楽しいですね。
この辺が本当に良く出来ていて、ママエの命を狙うダイナの助力によってもう一つの鏡を手に入れた三途川が、ダイナの予想もしなかった鏡の使い道を見出したり、小人のグランピーの予想外の活躍など、予想を裏切る展開の連続で、全く飽きさせません。
そして同時に鏡を失って落ち込むママエが復活するまでの過程がちゃんと描かれていて、一味も二味も違うミステリーに仕上がってます。

☆ 騙し合いの行方は?

それにしても三途川の憎たらしさは今回も健在。 自ら事件を作って自分で解決するなんて、ホント探偵の風上にも置けない姿勢ですが、途中の推理の過程が見事なだけに余計に憎憎しい。
そして彼に助力するダイナの存在。 前回のプルートポジションの彼女ですが、こちらも三途川に負けず劣らず小憎らしいです。しかし三途川程の頭脳がないので、彼女の行動がママエに付け入られる隙に。 やっぱりこういうところが無いとね。
とにかく今回も素晴らしい出来。 騙し合いの快感を読んで体感してほしいです!!

総評

巻末の予告によると、もうすぐシリーズ第3弾が出るはずなんですが、アナウンスが無いんですよね…。
早く新作出て欲しいです!

キャットフード 三途川理と注文の多い館の殺人 感想



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