連射王(下)(電撃文庫)

2013年05月13日 23:12


FORTHシリーズ 連射王<下> (<a href=電撃文庫)" border="0">FORTHシリーズ 連射王<下> (電撃文庫)
(2013/03/09)
川上稔

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前回の上巻に引き続き、終盤戦の下巻です。
徐々にSTGに対して本気になれることを自覚していく昂。 岩田に秘密でSTGの世界にのめりこんでいくが、ここにきて事件が!?
連射王(下)」(川上稔著/電撃文庫
作品紹介

ついに一区切りとなる目標を果たした高村・昴。だがその時、彼が感じていたのは達成感よりも喪失感であった。「君は、ここで降りますか?」その問いに対する答えが見いだせぬまま、ついにゲーマ“竹さん”が大連射2との計り知れぬ勝負に挑む日がやって来た。降りるか、続けて行くか?その答えは―。「君が問うところ、ゲームは必ず待っています」『GENESISシリーズ境界線上のホライゾン』『AHEADシリーズ終わりのクロニクル』の川上稔が贈る、異色の青春“ゲーマー”小説“下”巻。

☆ 青春“ゲーマー”小説、感動の完結編!

上下巻1000ページ読み終わりました!
うん、思ってより長いとは思わなかったですね。やっぱり書き方が工夫してあるから、スイスイ行けますね。
「境界線上のホライゾン」もこんな感じの文章なのかな?

下巻では、ついに学校にゲームセンター通いしていたことがバレ、2週間の謹慎に。
だがしかし主人公は、そんな状況でもゲームセンターに行ってしまうんですね、これが。
もっと先が見たい、もっと高みを目指したいという探究心・向上心のためだというのは、文章から凄くよく伝わってくるんですが、傍目から見ると、やっぱりダメ人間にしか見えない(笑)。
でも学校の規則を破ってでも、やるべき価値があることなんですよね、昴にとっては。
この辺の描写&ストーリーの持っていき方が上手くて、どう考えても主人公のやっていることはアレなんですが、なぜか応援したくなりますよね。 上巻のときに現実逃避って書いたけど、この時点ではもう現実逃避とかそんなチャチなものはどこかへ消え去って、純粋な探究心だけが昴を突き動かしている状態。 学校をサボった人間にしかわからないドキドキ感が全編覆っていて、私も読みながら、一時期ゲームセンターに入り浸ってたときを思い出していました。
竹さんとの勝負の意外な顛末、謹慎中の「大連射」修行。
目指すは「大連射2」の“ファーストプレイワンコインクリア”。
昴にとっては人生で初めて見つけた“本気になれるもの”シューティング・ゲーム。その先にある深淵に待っているものは何なのか。 この作品ではあえてクリアしたところを描かないで、その手前で物語を終わらせていますが、読者の想像に委ねるオチってのも、なかなかいいものです。

☆ 岩田との関係にも、一区切り。

この作品の見所の一つである“昴と岩田との関係”ですが、これがまたなんとも甘酸っぱいですね。
岩田に嫌われてしまった昴が、意を決して想いを伝えるシーンでは、胸が熱くなりました。 これぞ青春ですな。
ラストの挑戦シーンでも、途中から岩田がやってくるところが○。 竹さんの手紙を岩田が読み上げるシーンでは、言い知れぬ感動がありました。
そのラストの「大連射2」への挑戦シーン。
これ以上ないという程の微細な画面の説明、ゲーム画面の描写、そして昴の心情がない交ぜになっても、まったく混乱させずに文章で表現できる川上先生の筆力に、最後まで圧倒されっぱなしでした。
今まで川上先生の作品は、長さのせいでちょっと敬遠してたんだけど、「境界線上のホライゾン」とか読んでみようかな。 そう思わせてくれるいい作品でした!!

総評

これ読むと無性にSTGやりたくなりますね(笑)。
一人の少年が自分のやりたいことを見つけていく話。 これはそんな物語なのだと思います。


連射王(上) 感想



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