2000年のゲーム・キッズ(下)(星海社文庫)

2013年03月06日 21:51


2000年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)2000年のゲーム・キッズ(下) (星海社文庫)
(2012/12/11)
渡辺 浩弐、竹 他

商品詳細を見る

渡辺氏による傑作SFショートショート集「2000年のゲーム・キッズ」下巻。
以前の単行本に書下ろしを加えた完全版です!
2000年のゲーム・キッズ(下)」(渡辺浩弐著/星海社文庫
作品紹介

このちょっと怖い未来の話は、あなたが暮らす“たった今”の続きの話……。
夢を録画再生できる“夢ビデオ”、世界記録のために生まれた双子のマラソンランナー、自殺の練習ができるカプセル錠、成績上位者だけが生き残る“国民ランキング”、生後間もない息子を殺した夫婦が時効直前に自首したある“理由”、殺人者予備軍の転校生が受けた“特殊な治療”……。このちょっと怖い未来の話は、あなたが暮らす“たった今”の続きの話。感じる恐怖がリアルなのは、今もそれを感じているから。渡辺浩弐の描く、5ページ×50篇の、ショートショートSF。伝説的傑作、ここに復刊。

☆ 伝説的ショートショート集、待望の下巻!

やっと読むことが出来ました。待ちに待った「2000年のゲーム・キッズ」下巻です。
今回も最新テクノロジーをネタに使いながら、切れ味鋭く、ブラックなオチをつける手腕は、相変わらず見事と言うほかないですね。 今までもかなりグロ多めではあったんですが、今回は特にその傾向が強かった気がします。
その中から気になった作品をピックアップ。

無口な運転手
ロボットカーの普及により、タクシー運転手が減りつつある世界。
最近巷では、人が運転するタクシーが無人のまま乗り捨てられる事件が多発していた。
俺はたまたま有人のタクシーを拾ったのだが、運転手がまったく返事をせず…。

なんとなく雰囲気からしてこういうオチになるんだろう…と見せかけて、実はもう一ひねりしているというニクイ話。
こういう人を食ったような話が多いのも、この「ゲーム・キッズ」シリーズの魅力でもあります。

たまごっち異聞

赤ん坊を死産で失ってから、妻の様子がおかしい。
ある日妻は、農家でもらってきた卵を「生たまごっち」と呼んで育て始め…。

タイトルに反し、スゲー深刻な話です。 まさに渡辺浩弐、といったグロ&ブラックなオチ。ちなみにちゃんと本家のたまごっちも出てきます。
一歩間違うと、実際にこうなってしまうかもしれない現実感が漂っているだけに、怖さがリアルですよ。

もう一度会いたい

VRタイムマシンで高校生のときに出会った女性を探すために、VR空間で思い出の映像を見続ける男。
だが何十回と見ても、コンピュータは思い出の女性の手がかりを得られずにいた。 が、100回目にして男の口から衝撃の事実が…。

思い出に浸りすぎて、現実とのギャップが広がりすぎたが故の悲劇。
「世にも奇妙な物語」で映像化しそうですね。 この話に限らず、全話について言えますが…。

☆ 「2999年のゲーム・キッズ(上)」は、3月8日刊行!

もうすぐ出ますね。って明後日じゃないですか。
このシリーズは「1999年~」から全巻買って、コンプリートすることをおススメします。 近年のショートショート集の大傑作。
今回も、もちろん『S』ランクです。 たぶん「2999年のゲーム・キッズ」も『S』ランクだと思います。

総評

このシリーズはもっともっと人に薦めたい。 それだけの価値があると確信しております。
「2999年~」も絶対買います!!

2000年のゲーム・キッズ(上) 感想
1999年のゲーム・キッズ(下) 感想
1999年のゲーム・キッズ(上) 感想



にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/1021-0d1838e5
    この記事へのトラックバック