魔女の絶対道徳(ファミ通文庫)

2013年02月19日 22:03


魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)
(2012/11/30)
森田季節

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「エトランゼのすべて」の森田季節氏の青春伝奇ストーリー。
でも正直な話、頼斗と輪月の漫才ですべて押し切ったような気が…。
魔女の絶対道徳」(森田季節著/ファミ通文庫
作品紹介

目の前の正義はなまやさしいものじゃない。

「束縛のない人生が一番だ」連続殺人事件の犯人を追っていた俺、水主頼斗は、逆に縛り上げられてしまった……。
そのピンチを俺は「天狗」の少女、輪月に「天狗の血を引く」という理由で助けられた。
いや、むしろ改めて輪月に拘束された。ところで、お前の手伝いをするのはいいけど、事件って解決してるの?
俺、咒師っていう和製魔法使いで、事件が解決しなかったら実は死ぬんだけど……大丈夫?
正義の和製魔法使いと不純少女の青春怪奇ストーリー!

☆ 咒師(のろんじ)×天狗×吸血鬼×修羅な青春伝奇ストーリー!

星海社の「エトランゼのすべて」で初めて触れた森田作品。 最近は「いまいち萌えない娘」の小説(!)を手がけたり、活躍の場を広げている感じがします。 そんな森田先生のファミ通文庫最新刊は、青春伝奇ストーリー…のはずなんですが、
正義の魔法使いの少年・頼斗と天狗の末裔の少女・輪月の掛け合い漫才が7割を占めてます。そして残りの3割も吸血鬼の少女・知里と牡丹との掛け合い漫才という(笑)。
いいのか森田先生(笑)。というか、登場人物少な! よくこの人数で1冊本が書けるものです…。
帯に「目の前の正義はなまやさしいものじゃない」とかいう意味ありげな文章が書いてありますが、これ必要かな(笑)。 全体が漫才みたいなんで、こんなメッセージ込められても説得力ゼロなんですが。
でもそこさえ気にならなければ、文章は読みやすいし、さっきも述べたとおり漫才みたいな掛け合いを楽しんだらいいと思います。 輪月の口の悪さ、知里のロリロリな感じ、そして出番は少ないけど牡丹の無愛想な可愛らしさ。
それぞれに魅力がしっかり出ていて大変よろしい。
欲を言えばせっかく連続殺人という設定があるんだから、ミステリー的にひねりがあっても良かった気がするけど、それを補うように漫才の部分が面白い。

☆ 巻末の参考文献の量にちょっと感動。

巻末にいろいろ参考文献が載ってますけど、こういうの結構好きだったりします。
だって作者の気合が感じられるじゃないですか。森田作品はこういうところのディテールをちゃんとやってくれるんで、その辺のラノベより好感が持てます。

ところでこれって続編ないんでしょうか? あったとしたら、また掛け合い漫才オンリーになりそうですが、ものすごく読んでみたい!

総評

森田先生の作品ちょっと集めてみようかな…。 読んだ2冊ともいい出来だしな~。
最初に書いた「いまいち萌えない娘」も気になるし。

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