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たったひとつの、ねがい。(メディアワークス文庫)

2013年02月02日 22:57


たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)
(2012/11/22)
入間 人間

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さて、今回紹介するメディアワークス文庫たったひとつの、ねがい。」の表紙を見て、みなさんはどんな話を想像しますか? 一見すると、ラブストーリーか青春ものかと思われるでしょうが、
まさかカニバリズム万歳の残虐復讐譚だとは誰が予想するでしょうか(笑)。
たったひとつの、ねがい。」(入間人間著/メディアワークス文庫
作品紹介

彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。そして今日、俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。つまり、良いよ、ということ?やったぁ…と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。それから、俺のもう一つの人生は始まった。

☆ 表紙に騙されるな! 車椅子男の復讐が始まる!

入間先生、またやらかしやがった(笑)。
本当にメディアワークス文庫の前作「彼女を好きになる12の方法」を書いた人と同一人物なんでしょうか? そう思ってしまうぐらい、見た目と中身の食い違いが激しい作品です。 「まどマギ」級のパッケージ詐欺です(笑)。
上に書いてあるあらすじは、ほぼ内容を隠しているというか「カニバリズム嗜好の男たちによって喰われてしまった恋人のため、男たちに復讐を誓う男の話」と書くと、確実にドン引かれるだろうというメディアワークス文庫編集部の判断なのでしょう。 それにしても前から思っていることですが、入間先生講談社で作品発表すればいいのに。

事件の後に起こった火事の影響で、車椅子生活を余儀なくされた拓也は、赤佐クリスティと名乗る婆さんとその孫・羽澄に出会う。 彼女の計らいで復讐用の車椅子を手に入れた拓也は周到に準備した後、さっそく犯人たちの元へ向かう。
とにかく復讐者・拓也のやり方がえげつないです。 冒頭がカニバリズム全開なので(あんたは浦賀和宏か)しょうがないとは思うのですが、家族皆殺しってちょっとやり過ぎでないの。
東雲さんを殺した(というか食った)男たちも、見た目は普通の穏やかな生活送って入るものの、当然内心は人間のクズばかり。 要はこの作品、クズしか出てこないんですよ。(羽澄など例外は除く)。
しかもこの作品、復讐を完遂したらそれで終わりというわけではなくて、ラストでもうひとつサプライズが。
この作品の帯になぜ「同情の余地なんかない」と書いてあるのかよくわかった。 ほんと救いがねえな…。

見た目と中身が反してるという意味では「昨日は彼女も恋してた」「明日も彼女は恋をする」系列の作品。
入間作品はシニカルな群像劇作品群の中にこういうのが紛れ込んでいるから、油断ならないですね。

☆ 今年も入間先生は通常運転。

たぶん「クロクロクロック」の続きもでるし、「トカゲの王」シリーズも出るし、前から宣伝している「アラタなるセカイ」も展開が気になるし。 今年も入間作品は通常運転ですな。
一時期に比べれば刊行ペースは遅くなっているとはいえ、その方がクオリティが上がると思うから、自分的には大歓迎なんですけどね。 さてまずどれが先に出るのか? それともメディアワークス文庫での新作か?

総評

本作の評価はどうしようかな。 最近ちょっと『S』ランクを乱発している節がありますからね、このブログ。
衝撃度では申し分ないんですが、Aプラスぐらいにしとこうかな。
今年も入間作品には期待しております!

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