やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(ガガガ文庫)

2013年02月01日 23:43


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
(2011/03/18)
渡 航

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「このライトノベルがすごい!2013」でベストテン入りを果たした、青春ラブコメ(のハズ)の登場です。
今回は同じくぼっちをテーマにした「はがない」とどう違うのか比較したいと思います。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航著/ガガガ文庫
作品紹介

青春は残酷だ!?ひねくれ男の妄言ラブコメ
--青春は嘘で欺瞞だ。リア充爆発しろ!
ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学園一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」だったーー。
さえない僕がひょんなことから美少女と出会ったはずなのに、どうしてもラブコメにならない残念どころか間違いだらけの青春模様が繰り広げられる。
俺の青春、どうしてこうなった?

『僕は友達が少ない』の平坂読氏も(twitterのつぶやきを)注目する期待の新鋭、『あやかしがたり』で第3回小学館ライトノベル大賞、ガガガ部門大賞受賞の渡航(わたり・わたる)が残念系ラブコメに参戦!?

☆ 「はがない」平坂先生も注目する残念系ラブコメの進化形!

プロフィールで私と同い年の作家さんと知り、なんとも複雑な気分。 う~ん残念系ラブコメはここまできちゃったのか。
残念な人たちが集まって部活動をするするという話のせいで、なにかと「僕は友達が少ない」(MF文庫J)と比較される本作ですが、明らかに「はがない」と違う点が一つ。それはなんといっても主人公の性格。
「はがない」の主人公・小鷹は見た目が怖いことを除くと、基本的に人当たりのいい奴なんですが、本作の主人公・八幡(はちまん)はとにかくメンドクサイ。
ああ言えばこう言うを絵に描いたような奴で、とにかく屁理屈が多い多い…。 読んでる本が東野圭吾と伊坂幸太郎(しかも「売れる前の作品がよかった」とか言っちゃう)っていうのがなんかイヤだ。 過去にトラウマがあり(これもまたリアル)リア充に対して憎悪を抱いているという、それはそれは近くにいてほしくないタイプの人間。
根はいい奴で、夜空や星奈たち美少女に囲まれている「はがない」の小鷹の状況は正直言って「僕は友達が少ない」と言うには説得力がありませんが、八幡の場合、言動を聞いているだけで「あ、こいつ友達出来ねーわ」って納得してしまいます(笑)。 なぜそんなに言動が刺々しいのか…。
ただ読んでいくとわかるんですが、八幡って「本当は勘違いしやすくてバカなのに、頭がいいふりをしている」キャラだとわかってくるんですね。 う~ん、ますますウザい奴ですね(笑)。

さて八幡以外のキャラですが、夜空みたいな尊大キャラの雪乃。 周りの顔色を伺ってしまう結衣。 オタクで八幡のことを仲間だと思っている材木座。 そしてジェンダーって何だっけな中世的な男・彩加。
なんか1巻にしてはキャラ紹介的なストーリーに終わってしまった感じ。 もうちょっとなにかあっても良かった気はしますが、とりあえずぼっちとリア充の間には越えられない壁が、というかぼっちの側が勝手に作った壁があることはよくわかった。 そのことがクラス内でのいじめや最後のテニス対決に集約されてます。この辺は「はがない」ではあまり描かれなかったシーンですね。
でもこういうのって共感する人は多そうですね。 自分は本音を言うとそんなでもなかったですけど…。
私もどっちかというとぼっちだった方ですが、ここまで恨みつらみを吐いてるようなところがなかったせいかもしれません。

☆ 「このライトノベルがすごい!」ベストテン入りについて考えること。

この作品が「このライトノベルがすごい!」ベストテン入りしたことを考えると、八幡の痛々しい言動に心当たりがある人が増えてきているということなのかね? そんなに中二病、高二病が増えているのか。
ただ自分としてはそろそろ残念さを売りにしたライトノベルは飽きてきたところなんで、続きを買うかどうかは検討中。 アニメがやるころになったら買うかもしれない。

総評

たぶん八幡が「このライトノベルがすごい!」の男性キャラ部門で上位に来ることは無いんじゃないかと思いますが(笑)、こういうのってわからないからひょっこり入っちゃったりして。
なんて思っていたら「このライトノベルがすごい!2013」でキャラクター部門で4位だと!?
でもコメントを見たら「もう手遅れ」「目が死んでる」などひでー感想ばかり(笑)。

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