独創短編シリーズ 野崎まど劇場(電撃文庫)

2013年01月28日 22:52


独創短編シリーズ 野﨑まど劇場 (電撃文庫)独創短編シリーズ 野﨑まど劇場 (電撃文庫)
(2012/11/09)
野崎まど

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もうね、こんな作品が電撃文庫から出ちゃったこと自体が奇跡って気がします。
とにかく爆笑必至! 野崎まどワールドにどっぷり浸かってください!

独創短編シリーズ 野崎まど劇場」(野崎まど著/電撃文庫
作品紹介

電撃文庫MAGAZINE」で好評連載中のユニークすぎる短編が文庫化。死体を探しに行く検死官、対局にペットを連れてくるプロ棋士、勇者を何とかしたい魔王、若頭、サンダーファルコン、ビームサーベル、ライオン、うげげげと喋る牛、電撃文庫の妖精等、変態的(?)な登場人物たちが繰り広げる抱腹絶倒の物語の数々。

☆ シュール&おバカな野崎劇場開幕!

最初に言っときます。文句なしの『S』ランクです。それはそれはもう、自信を持っておススメ。電撃文庫では「紫色のクオリア」以来のSランクですね。いや~ライトノベルでこんなに笑ったのは久しぶりな気がします。

まるでお笑い芸人のバカリズムのフリップ芸を見た後みたいな感じ。
西部劇の決闘が絵文字で表記されることで、奇跡のショボさが炸裂する冒頭の「Gunfight at the Deadman city」から、ナンセンスすぎる将棋解説番組「第60期 王座戦五番勝負 第3局」、出オチ感満載の「バスジャック」、ラーメン屋の新メニュー開発が明後日の方向へひた走る「苛烈、ラーメン戦争」とその続編「苛烈、ラーメン戦争 企業覇道編」、勇者を待ち受ける魔王の、テキトーなダンジョン作りが爆笑の「魔王」などなど、計24編の謎センスが光る短編集。
とにかく図説を使用した話のネタのクオリティが高すぎて、野崎先生と電撃文庫の編集部には、本当によくやったと心から褒めてあげたい(笑)。

いつもラブコメとか読んでると、なあなあで笑ってしまうことがあるんですが、この作品に関しては心の底から笑ったわ。まさにカンカラカンの笑い。 試しにウチの妹に読ませてみたら、案の定大受け。
こんなに何の迷いも無く人に薦められる電撃文庫作品は初めてですよ。

☆ 野崎まど作品はまだ2作品のみ…。

野崎まど先生というと、ウチのブログではメディアワークス文庫の「舞面真面とお面の女」とこれだけですね、レビューしたのは。
この作品を読んで、自分は今までかなり大きな魚を逃していたのではないかと思えてきました。
今回の作品は、そう思わせるだけの才気を感じさせるものでした。
それにしても電撃文庫の作品で、「電撃の缶詰」(電撃文庫の新刊に挟まっているアレ)を捨てる話を書くなんて、なんという勇気(笑)。 まあ、だからボツになったのでしょうけど(笑)。
いやでもホント、野崎作品他のも読んでみたくなりました! ちょっといろいろ探してみよう!

総評

星海社の「ゲームキッズ」もそうですが、最近こういうクオリティの高い短編集が出てきてくれて嬉しいです。
こういう作品にこそ、作者の才気がモロに出る様な気がします。
それにしても、真面目に野崎作品いろいろ読んでみたくなりました。 誰かおススメの作品紹介してくれないかな?

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コメント

  1. ヒナユ | URL | -

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    野崎まど作品を全部読んでいる自分としてはメディアワークス文庫で出ている全作品を読んでいただきたいです。
    で、読む順番はその他全てを読む、「2」を読む、が自分のオススメです。
    それなりに冊数もあるので大変だと思いますが、「2」はそうやって読むと楽しさが段違いになると思いますので、よければチャレンジしてみてください!

  2. naomatrix | URL | -

    Re: タイトルなし

    >ヒナユさん
    ありがとうございます! 今度探して読んでみたいと思います。

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