カゲロウデイズ -in a daze-(KCG文庫)

2013年01月25日 22:27


カゲロウデイズ -in a daze- (KCG文庫)カゲロウデイズ -in a daze- (KCG文庫)
(2012/05/30)
じん(自然の敵P)

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ニコニコ動画に投稿された楽曲『カゲロウデイズ』他、関連動画再生数1000万を超える物語が、なんとなんと本人の手により小説化。というわけで本屋で随分前からプッシュされていた『カゲロウデイズ』登場です。
あと初KCG文庫。
カゲロウデイズ -in a daze-」(じん【自然の敵P】著/KCG文庫)
作品紹介

『カゲロウデイズ』他、関連動画再生数1000万超の物語がここに! 本人書き下ろしノベル登場!

『カゲロウデイズ』他、ニコニコ動画に投稿された楽曲の関連動画再生数が1000万を超える超人気クリエイター・じん(自然の敵P)。その本人による書き下ろしノベルが登場! 全ての関連楽曲を繋ぐ物語が初めて明かされる!
――これは、8月14日と15日の物語。やけに煩い蝉の声、立ち揺らめくカゲロウ。真夏日のある日にある街で起こった一つの事件を中心に、様々な視点が絡み合っていく……。
新感覚の燦然たるエンタテインメント体験がここに! 『目』が眩むほどの衝撃を見逃すな!

☆ ニコニコ動画発の楽曲作品が、じん(自然の敵P)自身により小説化!

以前紹介した「初音ミクの消失」と同じく、楽曲のノベル化という最近流行の「ボカロ小説」。
最近売れ筋らしく、いろいろ濫造されすぎている感が否めないですが、そんなに売れているなら、そこそこ面白いのだろうと思って手にとってみた、というのが今回紹介するに至った経緯。

PCの中の謎の美少女型AI(?)エネと共に暮らす引きこもりニートである少年・如月シンタロー。
彼はとあるきっかけで外出することになり、向かったデパートでテロリストによる立てこもり事件に出くわしてしまうという話と、自分で意識せずとも人の注目を集めてしまうアイドルの少女・桃の話が、前半後半に分かれて語られるという構成。
正直な感想を言えば、シンタローがテロリストに反撃を開始するところまでは面白かった。
シンタローがエネを使って反撃を開始するところは、おおッと注目しましたが、そこからどういう駆け引きが始まるのかと思ったら、あっさり事件解決。 ええ!っていろんな意味で面食らってしまったよ。 そこで終わりかよ!って思わずにはいられなかった。
で、その入れ替わりで始まった桃の話なんですが、こっちは能力者ものになりそうなそうでもないようなそんな話。 意図せずに注目を集めてしまう力を持つ彼女の前に、謎の少女・キドの所属する“メカクシ団”が現れる。
アイドルを辞めようと、飛び出してきてしまった桃を匿うことになったメカクシ団の面子とのやり取りが面白いですが、特に何か事件があるわけでもなく生活風景が描かれるだけ。 マリー可愛いよ、マリー(彼女の能力がいかにも能力者ものって感じでイイですね)。そしてこの桃の話がラストでシンタローの話と繋がってくるのですが、これはなんとなく想像できた。 だって二つの視点でストーリーを進めようとすると、どうしてもどこかで繋がらないと。

☆ 全体的には物足らない印象。ですが…。

この間読んだ「初音ミクの消失」と比べると、設定・ストーリーは好みだけど、料理の仕方が中途半端でいろいろ損をしている印象。 逆に言えば、シンタローと桃の話を前半部と後半部に分けることなく、カットバックで交互に語っていれば、また印象が違ったと思います。 著者が小説家ではないんで、普通のラノベと比べるのもアレですが、本業ではないわりには良く書けているな、とは思いました。

総評

全体的にプロローグで終わった感じですね。 次回の展開で終わっているので、2巻以降も読まないと、物語世界を楽しめないかもしれない。 そういう狙いなのかな? 2巻以降は現在検討中。

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