『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスvol.2』観てきました!

2017年06月03日 23:27



先週の話になってしまいますが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.2』鑑賞してきました。
1作めがスペース・オペラの映像化という意味で、非常に革新的な作品だったので今回も大変楽しみにしていましたが、今回も大変楽しく見ることが出来ました!
前作でガーディアンズとしてチームを結成した5人の関係性が、ピーターの家族の秘密を中心により深く描かれていたのが素晴らしい。
中でもドラックスがいいポジションなんですよね。 見た目はどう見ても脳筋戦闘バカなのに、たまにすごく深いことや核心をついたことを言うのが美味しいですね。 新キャラのマンティスとのやりとりもロマンチック。
そして今回登場するピーターの父親を名乗るエゴ(カート・ラッセル)なんだけど、ホント最初に見たときはカート・ラッセルの人の良さそうな雰囲気に騙されてたんだけど、思想的にもSF的にもとんでもない奴だということが判明してから、実は今回の映画は“父親”についての映画なのだと気づきました。
生みの親か育ての親か、という話がラストにものすごく感動的なシーンとして収束していくのも良かった。 ラスト、あるキャラが放つ一言が結構ズシンときましたね
そしてこの映画で忘れてはいけないのは既存曲の使い方。 自分的にはこの辺の曲についてはよくわからないのがアレなんですが(笑)、スターウォーズとかと比べてみるとやっぱり新しいなーとは思います。 でもこういうスペオペにポップ・ミュージックをかぶせるセンスって、日本のアニメ見ている自分たちの方がとっつきやすいと思いますよ。

なんかまだ続きを作るみたいですし、たぶん次も見に行くと思いますが、MCUのこれからが非常に楽しみですね。 次はスパイダーマンだ!!
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『スプリット』&『メッセージ』観てきました!

2017年05月21日 23:25



本日、近くのシネコンにて『スプリット』と『メッセージ』を鑑賞してきました。

まず『スプリット』から。
『シックス・センス』『ヴィジット』のM・ナイト・シャマラン監督最新作ですが、3人の女子高生が23もの人格を持つ謎の男に監禁されるスリラー…ということになっております一応(笑)。
なんでこんな引っかかる物言いをしているかというと、監督があのシャマランなので、普通のスリラーで終わるわけがないから。
実際見てみると、前半と後半でスリラーとはいっても、ほぼ別ジャンルと言ってもいいぐらいに違う映画になっているのが特徴。
シャマランと言えば終盤におけるサプライズ展開が特徴ですが、見る前までは『アイデンティティー』とか『ザ・ウォード』みたいなサプライズ展開なのかな~と思ってみていたら、全く違う方向に話が進んでいくのには驚いた。 まさかサイコスリラーというジャンル自体がミスリードだとは思わなかった。
そしてこの『スプリット』という映画が、シャマランの過去のある映画とシリーズになっている(!)という衝撃的過ぎる展開。 そう言えばあの映画も今回のスプリットも“超人”が出てくるという点で共通してますしね。
どうやらシャマラン監督の次回作は今回の続きが描かれるようですが、MCUとかならともかく、シャマラン映画がこんな展開をするなんて想像もしてなかったのでいい意味で裏切られました!



そしてもう一本は原作テッド・チャン、『プリズナーズ』『ボーダーライン』の鬼才・ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が送るSF映画『メッセージ』。
ドゥニ・ヴィルヌーヴといえば10月に『ブレードランナー2049』が控えていますが、その監督に抜擢されるのも納得の作品でした。
ジャンル的にはいわゆる“ファーストコンタクト”ものなんですが、ここまで宇宙人との“コミュニケーション”することに重点を置いている映画はちょっと見たことないですね。 アボットとコステロ(昔のコメディ俳優コンビ)と名付けられたタコ型エイリアンが、墨(のようなもの)で描く円形の表意文字の意味を解読するまでのプロセスが非常に面白かった。
まず公開前から“どでかいばかうけ(お菓子)”と話題になっていた宇宙船のフォルムからしてインパクト抜群。
映画が始まってこの宇宙船の全体像が見えるまでが非常に上手くて、まず主人公の日常を見せておいて、宇宙船が出てきたというニュースが出てからもう一度同じ行動を主人公に取らせることによって、世界が非日常化してしまったことを印象づけてるんですよね。 そして宇宙船のが何もない平原にポツンと浮かんでいる様は、まるでルネ・マグリットの絵画のようでした。
実はこの『メッセージ』には、映像的なあるミスリードがあるんですが、そのミスリードが後半になって出てくる“時の流れがなくなったら”という非常にSF的なテーマと呼応する脚本になっているのにちょっと鳥肌が立ちましたね。 そしてそのミスリードに気づいた時、主人公にとって非常に残酷で哀しい、でもとても静謐な結末が待っています。 こんな感動はSF映画では最近ちょっとなかったですね。 近い所で言うと『インターステラー』がそうかも。
全体的にとても静かな映画ですが(ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品は大体そうです)、間違いなく傑作です。
見に行ってない人は是非!

『ハードコア』観てきました!

2017年04月03日 16:40



エイプリールフールの日に全編一人称視点で撮影されたSFアクション映画『ハードコア』を鑑賞してきました。
去年からちょっと話題になっていた本作ですが、ようやく見ることが出来ました。

で、感想ですが、
やべええ! 映画史的にも画面酔いするって意味でも色んな意味でヤバイ作品でした!!
まず先に言っておきますが、体調の悪いときや疲れているときには見ない方がいいです。 死にます(笑)。
あと映画館で座る席も、なるべく後ろのほうがいいです。 前だとかなリ疲れます。 ツイッターとか見ていても、三半器官強い人でも途中退室している人が結構いるので注意。
というわけで画面がとにかく揺れる揺れる。 観客の三半器官のことなど“そんなの関係ねえ”と言わんばかりにグラグラ揺れるので正直私も体調に気をつけてなかったらやばかったかも。
『ブレア・ウィッチプロジェクト』以降、こういうPOV映画って浸透しまくって正直手法的には珍しくないんですが、最近になって『クロニクル』とか『エンドオブウォッチ』とか一歩進んだ感じの作品が出てきて、その究極が出てきたって感じですね。

ストーリーは、中学生、いや小学生の妄想レベルのB級っぷりなんですが、だからといって侮るなかれ。 設定とか意外に考え抜かれていて、バカにできないですよ。
主人公の視点で描かれるおかげで、例えば肘から先がないとか、足がクルクル回ったりとか、プラグを胸に刺すとか、とにかく痛覚に訴えるシーンの生々しさが尋常じゃないです。 その他目の前で敵の頭が吹っ飛んだり、文字通りハードコアな描写のオンパレードです。
あと意外に笑うシーンが結構あります。 この監督(イリヤ・ナイシュラー)ギャグセンスがある人なんだろうな。 馬に乗ろうとするシーンで『マグニフィセント・セブン』でも流れた『荒野の七人』のテーマ曲が流れてきたりして、結構笑ってしまったよ。
そして忘れてはいけないこの映画の影の主役・ジミー役のシャールト・コプリーさんが最高すぎます(笑)。
ヤクをキメながら6Pしたり、パンイチで敵に向かっていったり、アジトでビックリなミュージカルシーンを見せたりと大活躍過ぎる。
おそらくシャールト・コプリー史上、ブッチギリ最高のシャールト・コプリーが見られるので、彼のファンは絶対見に行くんだ(笑)。 そして終盤では彼に泣かされるし、もう最高です。
彼の意外な正体が明らかになってからのアクションが、その能力を活かしたアイディアあふれる戦闘シーンになっていたのも素晴らしかったですね。

その他FPSを意識しているおかげで、敵の倒し方にちゃんとロジックが感じられたり、上下の移動が多いために嫌でもハラハラするし、いろんな映画に対するオマージュも随所に見られるし、一人称視点ばかりが話題になりがちの本作ですが、アイディア一発だけではない映画にちゃんとなっているのが素晴らしい。ぶっちゃけこの手法じゃなくても、B級SFアクション映画としては100点満点でしょう。 ラスト乱闘シーン、主人公の周りを敵の軍団がグルグル回ってるのとか、ブルース・リーの映画以来ですよ(笑)。
その後の大殺戮大会は異常なテンションの高さで、主人公同様アドレナリン出まくり。 終始ニッコニコの鑑賞でした(笑)。

というわけで個人的には今年ベスト級です。 最高にして最凶です。
万人にオススメ、とはいきませんが、三半器官に自身がある方は見に行きましょう。 ただし鑑賞後の体調に関しては自己責任でお願いします(笑)。

『ナイスガイズ!』観てきました!

2017年03月15日 22:21



先週末ライアン・ゴスリング、ラッセル・クロウ主演のアクション・コメディ映画『ナイスガイズ!』を鑑賞してきました!
『ラ・ラ・ランド』に引き続きライアンゴズリング2連発ということで見に行ったわけですが、とにかく笑いました。
1977年のロサンゼルスを舞台に、ライアン・ゴスリング扮するダメダメ探偵マーチと腕力で揉め事を解決する示談屋ヒーリーの凸凹コンビがアメリカを揺るがす陰謀に迫るというストーリーなんですが、とにかくマーチのダメダメさが想像を超えていて、やることなすこととにかく面白い。 ハリウッド映画でよく見る窓ガラスをパンチで割って鍵を開けるシーンですら、マーチがやると大惨事になっちゃう(笑)。 ラッセル・クロウの熊っぽい感じもマーチのひょろひょろした感じといいバランスになってましたね。
1970年代のファッションや車に良さを見出すのもよし、いろんな楽しみ方が出来る良作です。
『ザ・コンサルタント』同様、続編希望です!!

『ラ・ラ・ランド』観てきました!

2017年03月05日 22:55



昨日『セッション』のデイミアン・チャゼル監督最新作『ラ・ラ・ランド』を鑑賞してきました!
先日のアカデミー賞でのゴタゴタでも話題になった本作ですが、結論から言えばすご~く良い映画でした…。
どのくらい良かったかというと、ミュージカルそんなに好きではない自分が見終わったあと『ミュージカルも悪くないな』と思うほどには素晴らしかったです。
女優になることを夢見ながらも、オーディションに落ちまくる日々のミアと、自身の店を持つことを目標にするジャズ・ピアニスト・セブ。 基本的にはこの二人のラブストーリーなんだけど、同時に夢を追いかける人への素晴らしいメッセージが込められていて、終盤はちょっと涙腺が崩壊してしまったよ…。
冒頭の高速道路でのダンスシーンを含め、全体的にダンスシーンを長回しでしっかり捉えているのも良かったし、何より背景にせよ衣装にせよ原色が強調された色使いをしていて、ミュージカルシーン以外でも全体的にどこか非現実感が漂っているのがイイ!
そのおかげで、ミュージカルシーンに入っても“浮いてる感じ”がしないので、ミュージカルシーンの唐突さが軽減されてる。
大人数でのシーンもいいんだけど、夜中街灯の下で二人で踊ってるシーンが自分的には好きだな~。 ああいう二人だけの世界になってるのってイイよね。 ロマンチックで。 ダンスが揃ってくると二人の心がシンクロしたみたいでいい表現でしたね。
ストーリーに難しいところはまったくなくて、途中二人の夢に黄色信号が灯っちゃうんだけど、お互いがお互いの夢を応援している姿にラブストーリーとかそういうのを超えて感動するものがありました。
そしてラストのミュージカルシーン。 あれは卑怯だよ(笑)。 あんなん絶対泣くに決まってるじゃん。
ハッキリ言えば“あり得たかもしれない未来”なんですが、ラスト二人が静かに見つめ合って微笑み合うところで“自分たちはその未来を選ばなかった。でもそのことを後悔はしていない”って感じに私は捉えました。 基本的にはハッピーエンドなんだけど、ちょっとだけ切なさが残るところはフランス映画っぽいですね。

というわけで、今年入って映画館で見た映画の中では今のところブッチギリでおすすめの作品です。 というか多分細く長く愛されるクラシックになっていくと思います。 見てない人は是非!!