2015年08月02日 23:16
ついに新シリーズ開幕! 今度の舞台は1930年代のニューヨーク!
ギャングがはびこる街で起こる連続ギャング殺人事件の真相とは!?
「GOSICK RED」(桜庭一樹著/角川単行本)
作品紹介
時は1930年代初頭、ニューヨーク。超頭脳“知恵の泉”を持つ少女ヴィクトリカは探偵事務所を構え、久城一弥は新聞社で働いている。街は好景気に沸き、禁酒法下の退廃が人々を闇へと誘う。ある日、闇社会からの依頼人がヴィクトリカを訪れ、奇怪な連続殺人の解決を依頼する。一方、一弥は「心の科学で人々の精神的外傷を癒やす」という精神分析医のもとに取材に向かっていた。やがてすべての謎はひとつに繋がり、恐るべき陰謀が姿を現す―。新シリーズスタート!!
☆ 新章スタート! 謎の連続殺人の裏に隠された陰謀とは。
やっと読めた~。 おかえりヴィクトリカ!! おかえり九城君!!
いつもの悪い癖で、買ってから後回し後回しにして、いつの間にかこの時期ですよ。 なんかいろいろ申し訳ない。
まあ、それはともかく、まさかのGOSICK新章開幕なんて、刊行当時誰が予想できたでしょうか。 しかも今度の舞台はニューヨークだって!? ソビュールでの話も面白かったけど、いかんせん架空の国なので、想像し辛かった。 しかし今回はニューヨーク、しかも1930年代のそれはハリウッド映画(白黒期)でなんとなく雰囲気はわかるから、ここを舞台にしてくれたのはありがたい。 それにちょっとハードボイルドな感じになるでしょ、探偵とニューヨークって。
久しぶりの二人だけど、ヴィクトリカが相変わらず九城君のことを振り回していて笑ってしまった。 なんかこう引きこもってるようにしか見えない(笑)。
旧シリーズに比べて、本格っぽさがちょっと抜けてハードボイルド探偵小説っぽさが加わった感じです。 ハードボイルドといっても、主人公が一応ヴィクトリカなので、その辺は旧シリーズそのまま。
推理がちょっと穴があったり、ここそう繋がるの?って疑問もあったりしますが、今回に限ってはそんなことはどうでもよろしい。
とりあえず、二人が帰ってきてくれたことに感謝。 BLUEも早く読みたいと思います!
☆ ところどころに出てくる実在の人物にも注目。
作中に出てくる人物は、当然といえば当然ですが、ほとんどが架空の人物です。 なんですが、今回一人だけ実在した人物が出ています。 J・エドガー・フーヴァー、当時のFBI長官です。 クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で彼の生涯が映画化もされているので、ご存知の方もいるかもしれません。
彼が一体どんな形でこの作品世界に絡んでくるのか、それは読んでみてください。
総評
やっぱりいいな。ヴィクトリカと九城君のコンビは。
これからまだまだ凸凹なやり取りが見られるのだと思うと、今からワクワクが止まらないです!
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