2015年08月23日 22:22
お久しぶりの笹本作品。「妖精作戦」シリーズ以来ですか。
そして待ちに待った女性型巨大ロボット『ARIEL』シリーズをやっと読むことが出来ました。
「ARIEL01」(笹本祐一著/朝日ノベルス)
作品紹介
エリアル、再発進!
美形艦長アバルト・ハウザーの率いる宇宙からの侵略戦艦オルクスが地球にやって来た。あわてふためく各国首脳を尻目に、日本の誇るマッドサイエンティスト、国立科学研究所所長・岸田博士は、自からの開発した女性型巨大ロボット・エリアルに、姪と孫娘二人を乗り込ませて迎撃を開始したが――。星雲賞日本長編部門賞を受賞した人気シリーズが、ノベルス合本で大復活!
美形艦長アバルト・ハウザーの率いる宇宙からの侵略戦艦オルクスが地球にやって来た。あわてふためく各国首脳を尻目に、日本の誇るマッドサイエンティスト、国立科学研究所所長・岸田博士は、自からの開発した女性型巨大ロボット・エリアルに、姪と孫娘二人を乗り込ませて迎撃を開始したが――。星雲賞日本長編部門賞を受賞した人気シリーズが、ノベルス合本で大復活!
☆ 星雲賞受賞の女性型巨大ロボットSF!
という訳で、やっと読むことができましたARIEL。
なんでこんなに楽しみにしていたのかというと、まあ一言で言うなら自分は巨大娘好き(笑)なので、女性型巨大ロボット、と聞くとちょっと心ときめくものがあるから。 少なくとも10年以上は前の作品のはずなんですが、今見ても“女性型巨大ロボット”が主役の作品って新鮮ですよね。
さてそんな作品の1巻ということで読んだわけですが、まあわかってはいたけど、キャラクターの台詞回しや風俗に時代を感じます。
特に主人公3人娘の台詞回しを聞いていると『ああ、時代だなぁ…』って、思わず口に出してしまいました(笑)。
でもそういうところに目をつぶれば、メカ描写とか普通に細かいし、何より作品のトーンがコメディ寄りなので、普通に面白かったです。 ハウザー側が資金の問題で、小出しにしか地球にメカを送れないのが可笑しい。
あとネットの意見を見ると『エリアル弱い』って感想を見るんだけど、少なくとも1巻読んだ限りだと、弱いっていうよりエリアルと関係ないところで事態が進んでしまうから、エリアルが傍観者になってるんですよね(笑)。 侵略者同士で戦闘が始まってしまって、完全に蚊帳の外になっちゃったら、『じゃあ帰ろうか』だもん(笑)。
☆ 一応地球側最強の兵器です(笑)
まあ傍観者になってるとはいっても、その数少ない戦闘シーンであんまり活躍してない辺り、弱いと言われてもしょうがないのかも。
昨今の、というかロボットアニメの主人公機がメッチャ強い風潮のアンチテーゼになってるとも言えるけど、もうちょっと強くてもいいのよ? ほら、アルドノア・ゼロみたく、連携して勝つとかさ。
あと、本作品中で一番面白かったのが、実は書き下ろしのARIEL開発秘話。
いろいろな思考実験が読んでいて面白かった。 でもスペース確保するのに、胸増量すればいいとか最高(笑)。
総評
あと今回初めてkindleで読んだんですが、結構紙と変わんなくてビックリしました。
これからちょっと増やしていこうかな?
巨大娘好きにはちょっと見逃せないので、多分次も読みます!
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